表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

救急学会 in 京都

救急学会 in 京都

今回、京都で行われた日本救急医学会総会/学術集会に救急科研修中のK医師、救急看護師のY内さん、N里くんとともに参加をしてきました。
今年の救急学会では、PCAS(post cardiac arrest syndrome)がTopicsとなっていました。ガイドライン2010でClass 1となった脳低温療法について全国の救命センターがおのおのの方法で導入し、その成果、評価方法についてのディスカッションが行われていました。当院においても久場副院長が購入していた低体温装置を、2年前より循環器内科のみではありますが使用を開始し経験を重ね、その効果もわずかではありますが実感として感じた症例もあります。
ドクターカー、ドクターヘリといった病院前への医療投入はほぼスタンダードになりつつあり、救急部へIVR-CTを配置、Hybrid ERとして整備してきている病院も出てきております。看護師さん達は、RRT(rapid response team)について大変興味をもち院内への導入なども考えているようですが、こちらもやはりバックアップ体制が整わないことには実施も困難と思われます。
いろいろな問題点も見えましたが、チームワークがよくなってきたER でひとつずつ解決していきたいと考えています。
病院のみなさんご協力をよろしくお願いいたします。