表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

臨床研修指導医養成セミナー②

メンター、メンタリング、、、

耳慣れない横文字。

和訳すると、価値観や行動原則、自身のキャリアに大きな影響を与えた先輩医師、恩師。直接の指導医、教授、医局外の先生。いわゆる上司ー部下関係。いわゆる、お手本を超えて、相互関係があり、継続していく関係。

私自身のメンターって、、、と考えると、本当にたくさんのメンターに恵まれていたなあ、と改めて気付きました。私の時代は卒業後すぐに希望科の医局に入局するのが大半で、私もそのコースでした。大学病院での研修中は、仕事のやり方だけでなく、考え方、患者さん、コメディカルとの向き合い方、人生哲学に至るまで、いろいろ教わりました。「三つ子の魂百まで」で、今の自分のスタイルに多大な影響を与えています。そして、有難いことに赴任先でも、必ず、メンターになる人にめぐり合うことができています。お手本になるだけでなく、私が壁にぶつかったりして、身動きが取れなくなっているときに、すっと、手を差し伸べてくれたり、支えてくれたりしてくれました。

中堅といわれるようになった今でもメンターはいます。決して一人でたくましく生きているわけではありません。常に家族のような、家のような存在があって支えられています。

感謝です。

新しい研修制度では、環境的にメンターを見つけにくいし、見つけたとしても、短期間でどんどんローテートしていくので、関係を継続していくことが困難なのでは?と思われます。

ハートライフ病院が、研修していくうえで、メンターになれるように、研修医の皆さんにホームと思ってもらえるように、日々自分自身が輝いて仕事に励もうと思えた講義でした。