人魚の眠る家
映画が上映されるということでこの本の存在を知り
偶然本屋で見かけたため、原作本を読ませていただきました。
救急をしているとどうしても似たような現場に出会うことがあります。
深く考えないようにしていた、
人の生死を考えさせられる、
心をえぐられる、
つらい? 苦しい? 重い 内容でした。
「生きている」「死んでいない」「死んでいる」
「心臓死」「脳死」「臓器移植」
いろんなことを考えさせられ、悩まされ、苦しかったです。
読み終わったあとには清々しく、とは自分はなりませんでしたが、
目を背けていた現実について深く考えさせられた一冊になりました。
映画はみたことがないからこの重厚な内容を伝えきれているのか
不安に思いますが、きっとこの作品は、見るか読むか
医療関係者として一度はきちんと向き合わないといけない課題だと感じました。