ちゅらしまレスキュー2018
陸上自衛隊 那覇基地で今年も行われた
ちゅらしまレスキュー2018に参加
SCU (Staging Care Unit) といわれる、空港などに設置され
被災地内で医療が完結できない傷病者の方たちを
被災地外に搬送する拠点の指揮所運営を行わせていただきました。
通常の勤務中に、口頭で、机上で、説明してもなかなか伝わらないことも
訓練を通して、災害対応についてDMAT隊員から指導してもらうことで
どんどん、吸収できる、勉強できるチャンスがこういった訓練にはあります。
きっと
沖縄で被災した場合には、今いるDMAT隊員だけでは到底対応できません。
各病院のERで働くスタッフを中心に、だとは思いますが、
災害医療についての理解を病院内で深めていかなくてはなりません。
現場も大事ですが、現場を指揮するチームがどう導くかということも大事
今回は、
指揮所でしなければいけない情報収集、整理について
経験のある他病院の業務調整員さんたちからも学ばせていただきました。
長年かかって、ようやく日本DMAT隊員になれた
ICU所属の E口看護師、ER所属の Yまだ看護師には
経時的活動記録といわれるクロノロを担当していただき、
玉石混交、必要な情報、整理すべき情報、 今ではなくてもいい情報
直ぐに解決すべき情報、リーダーにすぐに伝えなければいけない情報
指揮所内で共有すべき情報、SCU内みんなで共有すべき情報などを
仕分けながら、記録を続けてもらいました。
そして
訓練を通してわかった、解決したい様々な問題点については
院内はもちろん、SCUを担当した病院、訓練に参加した医療機関
参加できなかったとしても、実災害で活動するかもしれない
県内の災害にかかわる皆さんと共有し、改善策を提案していく
必要が、指揮所を担当させていただいたチームの責任だと思っています。
県内の災害対応レベルを上げるためには
院内DMAT、災害対応部門の災害対応スキルを向上させる必要があります。
そのためには、それを指導する
個人のレベル、知識、経験を上げていく必要があります。
One for All, All for One
これからもハートライフ病院は
ハートライフ病院DMATは、
沖縄DMATの一員として
日本DMATの1チームとして
すべては被災者のために
頑張っていきたいと思います。