MCLS CBRNE コース
宮崎で行われたMCLS CBRNE コースに参加してきました。
ドクターカーで現場活動を行うにあたって、
ほんとうにこれは事故なんだろうか、
ひょっとして、テロや犯罪?ということはないだろうか
と思うことがないわけではありません。
ただ、医師や看護師は 犯人探しや噂話をするために現場に行くのではなく
そこで倒れている傷病者(患者さん)を救命するために活動するので
余計なことは考えず、目の前の生命にだけ、集中すれば良いと
ずっと思っていました。
しかし23年前の3月20日
1995年に地下鉄サリン事件の際の119番の要請内容は
「吐いた人がいる」「気分が悪い」「誰か倒れた」「痙攣した」
など、それぞれでテロを疑うのは困難な要請ばかりだったと聞きました。
そこで、テロを疑い、除染を行うこと、予防をすること
職員の安全を確保することが、これからの医療には求められています。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックまではあと2年しかありません。
当院は災害拠点病院で、救急病院です。
国民保護法のもと、国が動くようになるずっと前から傷病者はおしよてくるはずです。
しっかりとした準備を病院内はもちろん、
病院前の消防、救急、救助、警察、機動隊のみなさんとしていく必要があります。
「こりゃ変だ、ケンちゃん、ぞーさんとぼーじょれ」
(テロのスイッチ、検知器、ゾーニング、3つの安全、トリアージ、防護服、除染、連携)
このなんともいえない語呂・・
一日コースで繰り返し使用することでなんとか覚えられましたが
この内容、必要性をどうやって院内にひろめていけばいいかなぁ