表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

MCLS CBRNE コース

宮崎で行われたMCLS CBRNE コースに参加してきました。

 

ドクターカーで現場活動を行うにあたって、

 

ほんとうにこれは事故なんだろうか、

 

ひょっとして、テロや犯罪?ということはないだろうか

 

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と思うことがないわけではありません。

 

ただ、医師や看護師は 犯人探しや噂話をするために現場に行くのではなく

 

そこで倒れている傷病者(患者さん)を救命するために活動するので

 

余計なことは考えず、目の前の生命にだけ、集中すれば良いと

 

ずっと思っていました。

 

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しかし23年前の3月20日

 

1995年に地下鉄サリン事件の際の119番の要請内容は

 

「吐いた人がいる」「気分が悪い」「誰か倒れた」「痙攣した」

 

など、それぞれでテロを疑うのは困難な要請ばかりだったと聞きました。

 

そこで、テロを疑い、除染を行うこと、予防をすること

 

職員の安全を確保することが、これからの医療には求められています。

 

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2020年の東京オリンピック・パラリンピックまではあと2年しかありません。

 

当院は災害拠点病院で、救急病院です。

 

国民保護法のもと、国が動くようになるずっと前から傷病者はおしよてくるはずです。

 

しっかりとした準備を病院内はもちろん、

 

病院前の消防、救急、救助、警察、機動隊のみなさんとしていく必要があります。

 

「こりゃ変だ、ケンちゃん、ぞーさんとぼーじょれ」

(テロのスイッチ、検知器、ゾーニング、3つの安全、トリアージ、防護服、除染、連携)

 

このなんともいえない語呂・・

 

一日コースで繰り返し使用することでなんとか覚えられましたが

 

この内容、必要性をどうやって院内にひろめていけばいいかなぁ