表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

統括DMAT技能維持研修

 

熊本で行われた統括DMATの技能維持研修に参加してきました。

 

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この統括研修には、きっと統括DMATのためだけの研修なんだろうな

 

と思っていましたが、昨年、タスクとして参加した際に、

 

看護師さんや業務調整員さんが参加されており、??

 

「統括って医師だけじゃなかったです?」と、DMAT事務局の方に伺うと

 

 

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「先生、よくみてください。

 

統括DMAT登録者技能維持・ロジスティック研修 って書いてあるでしょ」

 

「え~、だから!?」

 

の後ろに 『ロジスティック研修』ってついてますよね!

 

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統括の医師だけじゃ、実災害もそうですが、回らないですよ!

 

大事なのはロジ力、ロジスティックの力ですよ」と言われ

 

普段の訓練でもたしかにそれは感じていました。

 

大事なのは、ロジ力

 

ということで、

 

実際、2年前の熊本地震に派遣された

 

3名のDMAT隊員に受講してもらいました。

 

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災害と言えば、最も大事なことは

 

CSCATTTの最初のC(Command and Control)

 

指揮と統制をとらないと、烏合の衆になる

 

だからこそ、しっかりとした指揮をとれる組織が重要で

 

そのための研修

 

しっかり熊本の郷土料理で栄養をつけた後、

 

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地域から集まってくるDMAT隊員をどのように参集させ、登録し、

 

病院支援や現場指揮支援を指示する活動拠点本部から派遣するか

 

その活動拠点本部を取りまとめる都道府県調整本部の役割を勉強

 

机上訓練を行った後には

 

広域搬送(地域外搬送)が必要となる傷病者をまとめる基地としての

 

SCU(staging care unit)の運営実習に参加してもらいました。

 

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これでいつでも本部の運営ができる、ようになる、とは思いませんが

 

こういった研修を続けていけば、きっとできるようになる

 

と信じています。

 

 

 

当院のDMATの技能を向上させることは

 

今後の当院の災害対策を前にすすめるためにどうしても必要なことです。

 

さぁ

 

今年度の災害対策訓練も、しっかり企画、運営していかなくては