表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

TACMED、災害医療講演会

国立病院機構大阪医療センターから

DMAT事務局次長の若井聡智先生と鈴木教久先生に来沖して頂き

当院で特別講演をしていただき、

院内60名、院外76名の合計 136名のみなさんにご参加いただけました。

 

若井先生からは「事態対処医療 TACMEDの真髄」として

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銃創・爆傷からT3CCall-A-CAB’N Go

また、早期出血コントロール、SABA(Self Aid/ Buddy Aid)

医療者・警察組織の相互理解・協力体制の重要性について

 

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鈴木先生には

「災害時に力になれる医療者になる〜熊本地震の経験からとして

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熊本地震の際、県庁にはいって活動された経験からDMAT活動

被災医療機関がどのような状況に陥るのか、それがどのタイミングで起こるのか

病院避難はどういう状況で判断され、活動をする上で何が問題になったのか

 

そして

沖縄が被災した場合の医療支援の可能性

DMAT隊員ではない医療者が被災者のために力になれることに関しても、

深い内容のお話をしていただけました。

 

そして講演を聞いていただいたあとに行ったアンケートでは

災害対策は

 

現在勤務している病院、職場での災害対策についてお聞きすると

大変なことになる、と感じて頂いてた職員がほとんどであったことから

問題提起、対策の必要性について強く感じていただけたものと思われました。

 

そして、さらに今回ははじめて警察組織にも連絡

講演会にお招きし、たくさんの皆さんにご参加いただけました。

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今までは、病院内の体制を確立させること

病院前、消防との連携を確立させることに力を注いできましたが、

危険な現場に遭遇、対応しなければならないのは、特殊部隊隊員だけではない

病院職員や消防隊員、警察、機動隊、人質となった一般の方を救命するために

もっと連携を深めていかなくてはいけない

と感じさせて頂ける懇親会になりました。

 

地域を守り、支えるためには、

もっともっと連携をしていかなければ、助けられない生命がある

という大変勉強になる講演会でした。

 

若井先生、鈴木先生、ほんとうにありがとうございました。