TACMED、災害医療講演会
国立病院機構大阪医療センターから
DMAT事務局次長の若井聡智先生と鈴木教久先生に来沖して頂き
当院で特別講演をしていただき、
院内60名、院外76名の合計 136名のみなさんにご参加いただけました。
若井先生からは「事態対処医療 TACMEDの真髄」として
銃創・爆傷からT3C、Call-A-CAB’N Go
また、早期出血コントロール、SABA(Self Aid/ Buddy Aid)
医療者・警察組織の相互理解・協力体制の重要性について
鈴木先生には
「災害時に力になれる医療者になる〜熊本地震の経験から」として
熊本地震の際、県庁にはいって活動された経験からDMAT活動
被災医療機関がどのような状況に陥るのか、それがどのタイミングで起こるのか
病院避難はどういう状況で判断され、活動をする上で何が問題になったのか
そして
沖縄が被災した場合の医療支援の可能性
DMAT隊員ではない医療者が被災者のために力になれることに関しても、
深い内容のお話をしていただけました。
そして講演を聞いていただいたあとに行ったアンケートでは
現在勤務している病院、職場での災害対策についてお聞きすると
大変なことになる、と感じて頂いてた職員がほとんどであったことから
問題提起、対策の必要性について強く感じていただけたものと思われました。
そして、さらに今回ははじめて警察組織にも連絡
講演会にお招きし、たくさんの皆さんにご参加いただけました。
今までは、病院内の体制を確立させること
病院前、消防との連携を確立させることに力を注いできましたが、
危険な現場に遭遇、対応しなければならないのは、特殊部隊隊員だけではない
病院職員や消防隊員、警察、機動隊、人質となった一般の方を救命するために
もっと連携を深めていかなくてはいけない
と感じさせて頂ける懇親会になりました。
地域を守り、支えるためには、
もっともっと連携をしていかなければ、助けられない生命がある
という大変勉強になる講演会でした。
若井先生、鈴木先生、ほんとうにありがとうございました。