大量殺傷型テロ対応セミナー
福岡で行われたMCLS大量殺傷型テロ対応セミナーに参加
通常の災害対応と似たようなものかと思っていましたが、
とくに安全確保という意味において、だいぶ違っていました。
安全が確保できない場所で活動する可能性のあるドクターカースタッフの
二次災害の危険や、肉体的、精神的負担、保証などについて
もっとちゃんと考えていかないといけないと痛感しました。
そして
テロに遭遇した時、私達はどう対応すればいいのか、ということに関しても、
手を上げて、抵抗しません+犯人の言うことを聞く、
では、殺される・・。
「逃げて」
「隠れて」
「戦う(通報する)」
が
勧められているということを勉強しました。
またテロのような多数傷病者発生事案では、
緊急救命処置としての活動性出血の管理や気道開放、緊張性気胸の緊急脱気などの医療行為を行った上で、バイタルなどは図らず、ABCDを確認し赤タグをつけるSALTトリアージという方法の有用性が説明されました。
そして救命のために必要なものとして
タニケットの重要性が強調され、
四肢の出血による死亡を防ぐことの重要性が繰り返し強調され、
止血ガーゼの使い方などについても説明がされました。
九州では初開催にも関わらず
沖縄からの受講は、ぱっとみた感じ
自分と某救命センターの看護師さんとの2名・・
自作での爆弾作成は日本でも行われているとの実情もお聞きすると
院内の医師、研修医、職員はもちろん
沖縄県内に、この内容は広めていく、準備をすすめていく必要があるることを
強く感じさせてもらえる講習会でした。
やることが次から次から、いっぱいあります・・
どうしましょう・・