大規模地震時医療活動訓練2017
南海トラフ地震を想定した政府主催の大規模地震時医療活動訓練が
7月29日に行われ、当院DMATも訓練に参加してきました。
今回の訓練には94病院(4府県 大阪、兵庫、三重、和歌山)、
訓練プレイヤーとして、330病院、351チーム、1706名に加え、
381名の訓練コントローラーが参加する非常に大きなものでした。
大規模訓練の写真となるとどうしても
携帯をいじっている写真ばかり目立つかもしれませんが、
携帯で遊んでいる、ポケモンやLINEをしているのではなく
大規模災害が発生したときには、それぞれが得た情報を
ホワイトボードに集約し、その集約した情報をみて、
必要な医療資源を必要な場所へ投入するために、
インターネット上の広域災害救急医療情報システム(EMIS)への登録、
情報収集のために携帯を何度も何度も確認している所なのです。
そして今回は、いつもの訓練参加(プレーヤー)だけでなく
訓練企画、運営側(コントローラー)として、訓練に参加
被災が少なく、多数傷病者が押し寄せた病院という設定で、
本訓練に連動させた形で中規模病院の災害訓練を机上ではありますが、
当院と同規模の病院で訓練を実施、本部運営を一緒に考えてきました。
そのため、ハートライフDMATは
今回は外科 Kよし先生をリーダーとして活動。
病院支援に入った病院で当院DMATは、どう活動したのか?
その後に行った本部運営で、なにができ、なにができなかったのか?
きっとチームのみんなはデブリーフィングをしたんだと思いますが、
チームとは別日程、別行程で一人ぼっちのDMAT活動
だった僕は、なんだか取り残された感じが半端ありません・・
なので、病院に持ち帰り、お互いに検討・検証し
次の訓練・災害発生時に活用していきたいと考えています。
当然
持ち帰った知識と経験は病院の皆さんと共有することが重要です。
訓練が終わったときから、次の準備が始まります。
満足、納得のできる訓練ができるようになるまで
ハートライフDMATはこれからも進歩していかなくては
です。