表示中の記事は2019年6月30日までの旧記事です。

美ら島レスキュー2017

今年も35度を超える猛暑日、炎天下の中

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沖縄県と陸上自衛隊が中心となって行う

「美ら島レスキュー2017」と呼ばれる総合防災訓練が

陸上自衛隊那覇基地内で行われました。

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県内の災害拠点病院、DMAT指定医療機関はほぼすべて参加

搬送車両としてのドクターカーなども準備、訓練搬送に利用

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今回も、当院の担当はSCU。

被災地内の救護所や避難所、病院から被災地外(県外も)の

機能の保たれた病院へ航空機や自衛隊車両、救急車などで

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長距離搬送に耐えられるように安定化処置を行い、

患者情報(MattsID)などをEMIS(広域災害救急医療情報システム)に登録

インターネット上で搬送元、搬送先、上部機関と連携をとったり

直接、電話や無線で情報交換を行う訓練を行いました。

 

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今回は、津波でながされた傷病者が、県のドクターヘリでSCUに搬送・・というミッションもありましたが、

 

 

 

実際ドクターヘリが訓練におり、臨時ヘリポートから自衛隊車両で搬送されてきたのは・・

 

 

 

 

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まさかの、かえる隊員・・

 

でも、訓練参加者はいたって真剣

 

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「わかりますか?、お名前おしえてください」

「気道は開通、呼吸は・・、脈は・・」

と現実さながらに診療を行っているところで

 

「あ、ここから生体の模擬傷病者に変わります!」

と、通常の訓練にきりかわったその時だけ、

SCU内がふわっと、非常に和みましたが、

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ほかは常にみな真剣、

すべては傷病者、被災者のために

のDMATの合言葉を忘れず、訓練を行いました。

 

ただ、炎天下の中、7時間の実動訓練

ほんとに暑い、こっちが熱中症になりそうでしたが、

 

実際に災害が起きてしまえば、これ以上の時間を

炎天下で災害対応を行うんだということも感じ

体力をつけないと、災害では戦えないね

とも思えた良い訓練でした。

 

訓練参加者のみなさん、ほんとにお疲れ様でした。