集中治療医学会
札幌で行われた日本集中治療医学会学術集会に参加
膜型人工肺(ECMO)を用いた救命例などについての報告を2つと
当院ICUでの集中治療に関する報告が2つ
あわせて4演題を当院から発表してきました。
日中の気温20℃の沖縄から
早朝の気温0℃の北海道は、非常に遠く、寒かったです。
ですが、なかなか行くことができない場所でもあるので
とても悩んだのですが、
携帯のカメラではなく、ちゃんとしたデジカメを持って行きました。
前にデジカメ、後ろにパソコン、雪の上ですべって転んだら
どっちもダメになると思うと、ほんとにヒヤヒヤでした。
遊びに行ったわけではないので、
日中はしっかり学会に参加、座りすぎてお尻も腰も痛くなりましたが、
より積極的な集中治療を行うことでの救命の方法について
みっちり勉強させていただきました。
しかし、会場でまさかの統計の手法、解釈の仕方がおかしいと
大御所の先生により
大炎上?させられた若手の先生の発表を聴き、
これはやばいと、何冊目になるかわからない統計の本を追加購入
あちらこちらで発表するからには
統計について、もっと理解を深めなければ・・と
今まで以上に発表することの怖さを味わった学会になりました。
そして
夜は、せっかくの札幌
美味しいものをたべて鋭気を養わなくてはと
いつもはお腹を壊すので食べないようにしている生牡蠣や
北海道といえば、の 「スープカレー」
食事の最後は、締めのラーメン
この寒いところだからこそおいしい「すみれ」の味噌ラーメン
発表が無事終わった夜には、雪降るなか30分以上、
外で待たされても食べたかった「一幻」のえびみそラーメン
など、北海道の味覚を堪能させていただきました。
プレホスピタル(病院前)や、ER(救急室)も大事ですが、
入院してからの集中治療(ICU)が確かなものでなければ救命、社会復帰はできません。
「ちゃんと助ける」「もっと助ける」ために
もっともっと頑張るスタッフが当院には必要だ、と感じました。
あわてても仕方ありませんが、仲間を増やしていくことが必要です。
一歩ずつ、着実に前に進んでいけるようにこれからも頑張らなければ、です。
留守を守っていただいた皆さん、ほんとにありがとうございました。