集団災害医学会 2016
山形県で行われた集団災害医学会総会に参加
当院の試みを発表をしてきました。
東日本大震災を契機に病院の災害対応を見なおさなければならない、
ということでMIMMSやMCLS、Hospital MIMMSといった災害対応コースを受講
ほとんどの職員がその必要性、有効性を理解できずに大混乱に陥り、
どうしたら良いのかヒントをもらいに本学会に参加したのが2年前。
それから院内のたくさんのみなさんの協力をいただきながら
次第に秩序だった訓練ができるようになってきていますよ、
という発表にたくさんの病院の方に興味を持って聞いて頂けました。
災害拠点病院でも、DMAT指定医療機関でもなかった一中規模病院である
当院の頑張りについては、会場のみなさんから「すごいですね!」と感嘆と
お褒めの言葉を頂きました。
ポスターには病院の写真もばっちり使い、
会場に来られていたたくさんのDMATのインストラクターのみなさんからも
「みましたよ、綺麗な病院ですね」と
アピールもうまくできたのではないかと感じることができました。
また今回は、
後期研修を過ごした山形の救命救急センターが主幹となっていたため、
お世話になった先生方に、近況を報告することもできました。
まだまだ完成形は見えない災害対応ですが、
職員の入れ替えがおおい病院という組織であるため、
目的を持った訓練を準備し、実行し、評価、改善を繰り返しながら
よりよい災害対応への準備をすすめていく必要があるのではないかと思われました。
せっかくの山形だったので美味しいものもたくさん食べることができ、
最終日には参加できませんでしたが、充実の学会参加でした。
発表すると、お米がもらえるあたりも
きめ細かな心遣いがうれしい、地方開催の全国学会
参加できたこともそうですが
あれから3年で、
発表できるまでの災害対応ができるように病院がなれてきたことが
とてもうれしいです。