瓦礫の下の医療(CSRM)
瓦礫の下の医療 「CSRM (Confined Space Rescue and Medicine)」
をDMAT隊員養成研修のタスクとして
実践訓練で体験、経験することができました。
思っていたより瓦礫の下は真っ暗
狭い空間での活動は非常に制限され
呼吸数、心拍数の測定のために見ようと思っても時計が見えず
今までそれほど感じたことのなかったヘッドライトの必要性を認識
何度もヘルメットをぶつけ個人防護の重要性を再認識させられました。
そんな災害時に活動するDMATの隊員養成研修には
タスクとして教えながら、勉強を繰り返している
たくさんのスタッフが全国から集まっています。
最終日に行われる実践訓練では、
近隣消防、救急隊、救助隊の方にも協力して頂き
受講生と同数くらいのインストが必要となります。
必要なバイタルや所見は、傷病者役で参加してくれている学生さんや
神の声役のインストラクターが必要な情報を状況に応じながら与え
必要な処置は、研修用の腕や挿管人形に施すため
やったことにして・・・と時間が早まることはありません。
実践訓練を行ったあとには、フィードバックが行われ
インストラクターにとっては
この実践訓練をしっかりやってもらえる、理解してもらえるように
どれだけその前の3日間に教えられていたかテストをされている感じです。
まだまだ、道は遠いですが
沖縄県内には日本DMATのインストラクターは1名しかいないという残念な事実があります。
なんとか2人目のインストラクターになれるよう
災害への理解を広められる医師になれるよう
これからもがんばっていきたいと思います。