START, PAT トリアージ
DMAT隊員養成研修という災害の時に組織だった活動する医療チームの隊員になるみなさんの養成研修にのお手伝いに参加してきました。
きんきんに冷えた朝は、8時すぎから夜は真っ暗になる7時過ぎまで
みっちりと講習、机上訓練、シミュレーションが行われ
最終日は、勉強したことを実践する
実動訓練が行われます。
「やったことにしましょう」は、なし
気管挿管をします、と言われれば
挿管人形をだし実際に挿管してもらいます。
点滴をとり輸液を開始します、といわれれば
点滴用の人形の腕をだし、実際に点滴をしてもらいます。
本物の消防のみなさんにも協力してもらい
実践さながらの訓練を行うことで
頭のなかではできていたことが
目の前で起きると何もできなかった、機能しなかった
ということに愕然とさせられます。
そして、この場所は
インストラクターにとっては
自分たちが教えたみなさんが
秩序だった訓練ができるかを確かめる(確かめさせられる)場所でもあります。
実際の災害時、トレーニングを受けていない医療関係者が集まってしまうと
想像以上の混乱が生じるのは必至です。
病院の第3回 多数傷病者訓練 もいよいよ明日の夕方実施予定です。
ERでは、ER研修医のみなさん、ER看護師さんに、実践を通して
STARTトリアージ、PATトリアージを覚えてもらいました。
今回はどんな混乱が生まれ、どう反省し、どう生かしていくか
楽しみでもあり、不安でもあります。
うまくいくといいなぁ