DMAT研修 タスク参加
お金を払っても、病院の許可、県の代表として選ばれなければ受講することができない災害急性期の医療を行う医療チームであるDMATの隊員養成研修へタスクとして参加してきました。
受講生は、DMATの隊員服があるんですが、
タスク・インストラクターは自主的に?
いろいろなDMATシャツを着ているのは、なんだか不思議な感じもしました。
昨年は4日間の講習を長く感じましたが、タスクとして参加した今回は
これほどの内容を3日間の講義、机上訓練、シミュレーションで教え、
4日目に実動訓練をさせるというのは非常に内容が濃い、
というか時間が足りない・・ということでした。
受講生の時は全く見えていなかったDMATという組織、災害対応の方法について、
なるほど、こういうことを言いたかったんですね、
これが大事なことなんですねということがたくさんありました。
(瓦礫の下の医療の傷病者役にも抜擢?
・関西の先生たちの笑いへのこだわりも感じられました)
また当院にとっておそらく最も大事な、院内職員へこの災害対応の方法、原則をどのように伝えるか、という宿題をいっぱい頂きました。
まず、 しっかり災害対応のプロフェッショナル集団になるために、DMATについてもっとしっかり理解していくために、タスクとして参加、訓練への参加を繰り返すしかないということを痛感させていただきました。
インストラクターになるためには、みなさん5,6回のタスク参加を繰り返していることもわかりました。
沖縄からの参加は時間的にも金銭的にも非常に厳しいものがありますが、
沖縄県内の災害対策を先にすすめるためにはどうしても必要なことだと思います。
今回も当直明けを利用して、参加しましたが、なにせ4日間・・
なんとか当直などを調節し、忘れないうちにタスク参加を繰り返していきたいと考えています。
今回は、姫路医療センターのDMATカーも見せて頂きました。
秘密基地のうような臨時災害対策本部が救急車内にできる設備
ドローンももち、
ドローンによる災害現場の空撮画像などもリアルタイムで見られるそうです。
すごい、すごすぎる
災害医療、災害対応は
他の領域とちがい教科書がありません。
さまざまな災害時に基本原則にのっとりながら、臨機応変に対応した先生たちの経験をこういう研修を通して共有し、積み重ね、新しい標準を作りながら、
次の震災へ対応できるようものすごい勢いで先に進んでいっていると実感しました。
まだまだ、道はとおいなぁ