専門医研修施設
医師になり数年すると、自分がどのようなものであるか、得意な領域(専門)はここであるというということを証明するために専門医をとることが一般的です。
専門医をとるためには、学会に入会してからの年数もですが、治療に当たった患者様の症例報告や学会発表などを報告し、最後に受験料を払って認定試験を受け、合格した後、認定のためにお金を納め、ようやく専門医として認定されます。
しかし、専門医の資格は一度取ったからといってずっと専門医というわけではなく、一定の期間で再認定をしていただかなければいけません。
多くの場合、学会への参加などを積み重ねることになるのですが、関東、関西の病院につとめている方にはわかっていただきにくい沖縄ならではのつらさがそこにはあります。
陸続きであれば、日帰りでの学会参加も可能となりますが、離島からの学会参加では航空機代に加え、宿泊費が必要となります。また同じ病院の先生も同様に学会に参加し点数を集めてくる必要があるため、じっくり勉強、ゆっくり観光、なんかしてこられないという現状があります。
ですが、若い先生達がこの病院で専門医をとれるようにするためには、専門医が複数勤務していることが求められている学会も多く、指導医は休みを使って出張に出かけているのです。
各病院では部長先生クラスの全国の大先生も同じように、点数をとるために並んでいます。
大事なこと、なんですよね・・